Page Top

貸し会議室なら、駅とお客さまに近いイオンコンパスの貸し会議室

イオンコンパス会議室

貸会議室120%活用術 採用、人事、営業企画、販売・・・貸会議室を使い倒すノウハウ
カテゴリー:
未分類
今回は、女子栄養大学教授で同大学院研究科長を務める、武見ゆかり氏に講演いただきました。

第四回から第六回の共通テーマ「食と健康」にちなみ、武見氏の講演テーマは「女性活躍が進んだら、人々の栄養・食生活は改善するか」というもので、とても興味深いものでした。

武見ゆかり氏「女性活躍が進んだら、人々の栄養・食生活は改善するか」

まずお話いただいたのは「食生態学(Nutrition Ecology)」という学問についてです。日ごろの何気ない「食事」という行動を、科学的に研究し単なる栄養摂取という領域にとどまらず、「人が食物をつくって食べるという営みを、関係者との関わりや地域との関わりでとらえ、食のアクセスなどの食環境整備によって生活の質を向上すること」が、「食生態学」のねらいだと解説いただきました。

次に、日本における栄養に関する課題が挙げられました。モノ余りで飽食と言われる時代にも関わらず、”出産適齢期”といわれる20代女性に「やせ」型が多く見られるという意外なデータに、参加者の多くは驚きました。その結果、出生時の体重が2,500g未満の「低出生体重児」が10人に1人の割合を占めていると言います。

母親のお腹にいる時期の栄養が足りないと、胎児は低栄養に適応してしまいます。そして出生後に急激な過栄養状態に曝されることで、生活習慣病リスクが高まるという研究結果も紹介されました。しかし、妊娠してから栄養摂取の重要性を理解し実行しようと思っても、なかなか食生活は変わらないもの。武見氏は「だからこそ、妊娠前からの食育と、望ましい食生活を実現しやすい食環境整備が必要だ」と力説されました。

今回の講演では「家族との共食」や、それと対比した「孤食」についても取り上げられました。ここで重要だと武見氏が語るのは、共食を通して「食の在り方」が受け継がれていくということ。一人で食べる場合には、自分の健康状態だけを考えた、自分のためだけに食事を用意することになりますが、誰かと共に食べることは「誰か」への配慮に基づいた食事が必要ということなのです。その配慮に基づいて準備された食事を経験することで、自身の食の価値観が醸成されます。

そのうえで、武見氏は次のように語りました。

「女性が活躍する以上、加工食品を上手に使っていくことは悪いことではありません。ただし、(準備や手間の)外部化は悪いことではありませんが、行き過ぎは良くないと認識しておきましょう。栄養のバランスについては、知識としてではなく食習慣として身につくようように、作り手は、何気ない日々の食事の中で主食・主菜・副菜(注)の揃う食事の体験を通して、自ずと修得していけるような状況を作り出す事が大切です。」

注:主食(飯、パン、麺など)・主菜(肉、魚、卵、大豆製品が主材料のおかず)・副菜(野菜、きのこ、海藻などが主材料のおかず)を指す。これら3種類の料理を組み合わせることで栄養バランスの良い食事となりやすい。

栄養は量を摂るよりも「質を高める」「整える」ことが大切

武見氏自身、忙しいときでも欠かさず子どものお弁当を作り続け、成長した子どもは脈々と母から学んだ「食の価値観」を受け継ぎ、無意識に主食+主菜+副菜のバランスをほどよく摂取する習慣が身についたという。自分は知らず知らずのうちに、食育を受けていたのだ、と語ったという息子さんの体験談もお話くださいました。


武見氏自身の取組からも分かるように、女性活躍の時代であっても、食生活の改善は図れるのだと感じました。また、栄養は量を摂るよりも「質を高める」こと、また「整える」ことが何よりも大切だということが、伝わってくる講演でした。

栄養を摂るというと、短期的な補給に目が行きがちですが、現在の食習慣が、次世代に影響を及ぼすかもしれないということを忘れずに、一人一人がより良い食の習慣を目指して改善していくことが必要だと感じました。

懇親会では積極的な意見交換も

セミナー開催後に行われた懇親会では、講師と参加者とで活発な意見交換や交流が行われました。講義内容に関する話題に花が咲いたのはもちろん、食と健康に関わる皆様のビジネス交流の場としても、大いに盛り上がった一日でした。

関連リンク

関連リンクはありません。

関連記事

機材や飲食の手配など何でもご相談ください!
空室確認・ご予約は各店舗へお電話を!
店舗一覧 受付時間9:00~18:00(平日の月曜~金曜)
時間外はネットでどうぞ 空室確認・ご予約