セミナーやプレゼンの場でスピーチを行うとき、伝えたいことがなかなか伝わらないと感じたことはありませんか? スピーチ内容の精査や構成に注意を払うのはもちろんですが、もっと基本的な「声の出し方」をおろそかにしてしまっては、その努力も無駄になってしまいます。今回は、あらゆる場面で使える、声の出し方のコツを紹介します。
胸式呼吸から腹式呼吸へ
よく「腹から声を出す」などと言いますが、あながち嘘ではありません。人間が自然に呼吸しているとき、その種類には、肋骨筋を使って肋骨を動かすことで肺を収縮させる「胸式呼吸」と横隔膜を上下させることで肺を伸縮させる「腹式呼吸」とがあります。一般に、胸式呼吸は女性に、腹式呼吸は男性に多いと言われますが、男性も気づかぬ間に胸式呼吸になっているときもあります。
胸式呼吸では、声を出すときに喉へ負担がかかり、長時間大きな声を出していると声が嗄れてしまいやすくなります。大きな声量で長時間話すときには、腹式呼吸が適しているのです。声の通りが悪かったり、声のボリュームがイマイチ小さいと感じているならば、腹式呼吸を心がけると改善できます。
声のトーンと速度は「落ち着き」を重視
甲高い声はインパクトがありますが、ずっと聞き続けると疲れてしまいがちです。また、早口での会話も同様に、耳から入る情報のスピードと、脳の情報処理スピードとの差から、聞き続けていると話の内容が追えなくなって、集中力が途切れてしまいます。なるべく飽きさせずに、集中力を保ちながら耳を傾けてもらうためには、低めのトーンで、ややゆっくりなスピードで話すことが大切です。
声の高さやスピードは人それぞれですが、共通するポイントは「落ち着き」。普段から落ち着いていると自覚している人は、いつもの声の高さとスピードで、いつもより上がり気味だと感じたら、普段よりも低めの声で、こころもち遅めに話すといいでしょう。
これらのコツを知っておけば、大きな会場でのスピーチでも、会議室でのセミナーでも、通る声で伝えることができます。イオンコンパス会議室をご利用の際に、ぜひお試しください。
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