いつでもネットに接続して、検索できる環境が当たり前の時代ですが、当意即妙の答えを求められているときに検索していては間に合いません。仕事や接客の場で求められる「即答力」を磨くために、こんな工夫はいかがでしょうか。
多グループでのワークショップは周囲のやり方が見えてしまう
新人研修や採用時のテストの一環としてワークショップを取り入れる企業は少なくありません。そのなかで、参加者を数人ずつのグループに分けて、それぞれに同じ課題を与え、制限時間内にグループで回答させる形式がありますが、他のグループのアイデアややり方に影響を受けて、似通った回答や結果が並んでしまい、差がつかなかった…というのもよくあるケースです。
そのような場合の対策は、グループごとに別室を用意し、周りの影響を受けない形で、どのようなアイデアや解決策が出せるかを競わせるのが良いでしょう。またあらかじめ情報を渡したうえで、スマホやタブレット、スマートウオッチのような端末を持ち込ませないようにすると、限られた資料・情報を元にどう考えて結論を導き出す練習にもなります。
「紙の資料」を読み解く力を磨く
ネットでの検索は、欲しい情報がすぐに見つかる、という点では大変に有用ですが「検索できるもの(検索エンジンにインデックスされたもの)しか見つからない」「検索する側に都合の良い情報を優先してしまう」といった弱点もあります。
そこで、あらかじめの情報は伝えずに、辞書や新聞、書籍、統計情報といった資料をワークショップの現場に準備されている「紙の資料」を使って課題を解決するというルールを設けるのも、現場力を磨くための一案です。
文字入力による検索はできないため、辞書のどのページを引けば目的の情報に行き当たるかを理解している必要があります。新聞ならばどの面に課題となるテーマの情報が載っているか、書籍であれば目次を見て、当たりをつけてから調べていかなければワークショップの制限時間には間に合いません。
このスタイルのワークショップの場合、複数のグループで同時に行うと、資料の取り合いになってしまいますので、グループごとに1室を用意して行うといいでしょう。
マンネリになりがちなワークショップの内容を変えたいときに、このような工夫をぜひご活用ください。
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